Kさん(入社10年以上男性)

会社で働いている先輩の声をお届けします!

現在の仕事内容は?

私は、技術部に所属しており、一般的には聞き慣れないと思いますが、「補償コンサルタント」という業種のうち、8部門ある中の1つである「物件」を主に行っています。

補償コンサルタントの物件部門は、国や県、市町村より委託を受け、公共事業等によって移転が必要となる方に対し、主に土地の上にある建物や外構の工作物、立木などの移転に係る費用を算出する仕事です。具体的には、現地での調査結果を基に詳細な図面をCADで描き、専用ソフトを用いて積算を行っています。

どんな時にやりがいを感じますか?

公共事業には様々なものがあり、私達が普段利用する高速道路等の建設、交通渋滞の解消や歩道設置のための道路拡幅、最近ではよく耳にする噴火、地震、豪雨による災害を防止するための施設建設や改修、河川反乱防止のための河川拡幅もその一つになります。

それらを施行するためには、必ず事業用地の買収が必要となります。そこで私達の仕事です。その先にこれらの完成を見るととても感動しますし、「とても便利になった。」ですとか、「とても安全になった。」との声を聞いたり、自らがそれらを利用しその声を実感できたときにこの仕事に関われてよかったと本当にやりがいを感じます。

仕事をしている中で大変なことはなんですか?

昔は、事業用地を買収すれば事業の8割、9割は進捗したと言われていました。その言葉のとおり、買収にはとても時間がかかりますし、お金もかかります。それ以上に、そこには現在生活されている所有者の方達がいらっしゃいますから、この方達のご協力あっての事業用地買収であり、事業目的の達成ということを忘れてはいけません。

私達は、この方達にお支払いする移転に係る費用を適正に算出する義務がありますし、そのお金は国民の税金で賄われることもしっかりと念頭に置いて、基礎的なことから専門的なことまで、とにかく幅広い知識を得るために常に勉強し精進していく必要があります。

今後の目標はなんですか。

「補償コンサルタント」の中では、日本補償コンサルタント協会が発行する資格が8部門あります。それらを全て取得することが直近の私個人としての目標です。また、より精進して発注者である国、県、市町村の良きパートナーとして頼って頂けるような存在になることが最大の目標です。

それとともに、後進の育成にも力を入れ、各技術者がそれぞれのスキルを生かし、各人が技術者として輝ける、そして活気のある職場づくりをしていきたいと思っています。

新入社員へ一言。

「補償コンサルタント」とは、建設コンサルタントや経営コンサルタントなどのように業種名としての知名度はありませんが、皆さんの生活に実は大きく関わっています。

専門的かつ法的な幅広い知識や資格も必要となりますし、弊社では全8部門と多岐にわたり業務を行っておりますので大変なことも多々ありますが、それが大勢の人の安全や安心、そして、生活をより豊かにする事業の一旦を担っていることは私達の誇りでもあります。

 

その誇りを感じて、一緒に働いてみませんか。